前から、明らかに競馬の利益に関する税法がおかしいと思ってたら、ついに被害者が出てしまいました。

脱税:競馬の５．７億円　ハズレ券、経費と認めず（毎日新聞）
http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000e040225000c.html


（要約）
年収800万円のサラリーマンが3年間で馬券を29億円買い30億円回収して1億ちょいの利益（年4000万円ちょい）。
しかし、国は「ハズレ馬券」を経費としては認めず、30億円の回収に使った当たり馬券は1億程度だから利益は29億円で、この利益に対する税金5億7000万円払わないから脱税として起訴。

（くどうより一言）
1億しか勝ってないのに、どうやって税金5億払うんだ？笑
競馬で年4000万3年間勝ち続けて「破産」だよ。
※かなり凄腕のギャンブラー

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何で、競馬に関しては「馬券を購入した額が　28億7千万円」だとか、「回収額が30億」だとかいう事が分かってしますかと言うのを軽く説明すると、

インターネットや電話で（いわゆる電話投票）馬券を購入した場合、
年間いくら馬券を買って、いくら儲かったか（もしくは損をしたか　笑）と言うのが、
こんな感じで

正確な数字を見れてしまうからなんです。
※他人のは見れないですよ

こちらの画面は、
アオモリの天才馬券師　M・Kさんのご好意により、

昨年（2011年）のリアルな成績を、ご提供頂いたものです（笑）


拡大して見てみると


天才馬券師MKさんは、
1年間で

・馬券を　558,900円　買い
　　　　　　965,400円　回収
　（利益　　406,500円）

・回収率は173％（金利みたいなもんね）
　※MKさんに100万円預けると173万円になって返ってくるって事（笑）

・的中率は21％（10回やって2回しか当たらないって事ね）

こんな感じで、いざ税務調査とか入ったら

正確にバレてしまう訳ですよ。
※上手いか下手かも（笑）

だからと言って、JRAから国税局に対して個人の収支情報が送られたりする事はなく（人権保護）、今回の脱税が発覚したのは、別のルートからだと思われます（通報、内偵等）。
競馬で稼いだ利益は、

年間20万円以上の所得があった場合

「一時所得」と言う名目で確定申告しなければいけない事になっています。
そうなってくると・・・

40万円の利益があるMKさんも申告が必要では？

となるんですが、そこは違うんですね。
MKさんの40万円はあくまでも利益であり、
所得は次のように計算します。

（利益　－　経費　－50万円）×　50％　

この50万円引くとこがミソなんですね。
MKさんの競馬に関する一時所得は0になります。
それにしても、今回脱税で告発されたサラリーマンの方のように、利益から何から

全部バレテしまい

おまけに無茶苦茶な計算式で税金計算されて払えなくなって破産するしかないのはね～。
解決策はただ一つ・・・

競馬で勝たなきゃいいんだ！

お後がよろしいようで（笑）。